人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小川産婦人科スタッフからの手紙
by ogawasan3


妊婦検診の公費負担が拡充されました

4月1日より妊婦検診の公費負担が変更になりました。
この改正のお知らせが、すべての産婦人科医療機関に届いたのは4月1日の
ごく数日前だったため、当院では当院における妊婦検診の料金表の改正に
思いの他時間がかかってしまい、当日お渡し出来なかった方もいらっしゃい
まして、大変ご迷惑をおかけいたしました。
理由はこの度の改正にあたり、当院における妊婦検診について改めて考え
直してみようと思ったからです。
結局何度も何度も話し合いを重ねた結果、患者様に無事お産を終えて頂ける
為、妊娠中にママとベビーにご負担がかからない範囲で必要な検査をして頂く
と言う考えに基づき、従来通りの検診内容で大丈夫だと言う結論に至りました。
では変更があった点はと申しますと妊婦検診の料金についてです。
従来では母子手帳に7枚の公費の用紙が添付されていましたが、今回はその
用紙が14枚に増えました。
金額ベースで見てみますと初回の妊婦検診から分娩に至るまでにかかる検診代
の合計のうち55,250円を大阪市が負担してくれる様になりました。
大阪府内の他の市町村を見てみますと最も市町村の負担が高い所と最も低い所
では10万円以上の開きがあり、腑に落ちない気持ちも否めません。
ところで私が出産した数年前は公費の用紙は2枚でしたので、初期の血液検査
は全部自己負担で2万円くらいかかったため「今後毎回こんなにかかるのかし
ら?」と不安に感じた記憶があります。
そして臨月を迎えますと検診の頻度も密になって参りますし、ベビーが元気
かどうかを見る検査も入って来て、1週間で1万円以上の自己負担がかかり、
特に予定日を超過してしまった私は「早く産まれて〜」と毎日思っておりま
した。
これから家族が増え、出費も増えると言う時期に健診代が負担になりすぎて
は安心してお産を迎える事も出来ません。
今回の公費の改正により公費負担の回数は7回増えましたが、臨月を過ぎます
と公費の用紙は足りなくなってしまい、臨月の自己負担額の変更は実現出来
なかったので、大阪市をはじめ、他の市町村にも頑張って頂き、さらなる拡充
を願うばかりです。
また公費に含まれる内容も制限があるため、公費でカバーしきれない検査等
は実費としてかかって参りますので、公費の範囲の拡充も期待しています。
私は医師でも看護師でもありませんので、スタッフの中では患者様感覚に一番
近いかなと思い、今回の料金改正に伴う新料金表作成についての打合わせには
私も参加し、スタッフと共に患者様目線でお作りしました。
出来る限り分かり易くお作りしたつもりですが、疑問やご質問がありましたら
どうぞご遠慮なく受付スタッフにお問い合わせ下さいね。
by ogawasan3 | 2009-04-05 22:34
<< 皆様はお花見には行かれましたか? エイプリルフールの美味しい嘘 >>